2023/05/24

立体駐車場は、大きく自走式と機械式に分けられますが、機械を使って車の出し入れを行う機械式立体駐車場は、ドライバーが運転して駐車する自走式と比べてセキュリティ性が高いというメリットがあります。機械式は入出庫するのに機械操作が必要なので、盗難やいたずらの被害に遭いにくく、駐車する際に他の車にぶつけてしまったり、駐車中にぶつけられるという心配もありません。また、機械式立体駐車場の収納方法は大きく、パズル式・ピット式・タワー式の3種類に分けられますが、いずれも自走式よりもスペースに対する駐車台数を増やせるというメリットがあります。加えて、複雑な地形や敷地にも対応しやすく、都市部などの限られたスペースにも設置することが可能です。
限られたスペースに多くの車を駐車できるので、平面駐車場よりも賃料が安く設定されているケースも少なくありません。一方で、機械式立体駐車場は他の利用者が入出庫してたり、パレットが動作していたりしていた場合、それらが終わるまでは利用できないというデメリットがあります。そのため、急いでいる場合などすぐに車を出し入れしたい状況においては不便に感じるかもしれません。さらに、機械式は駐車台数を少しでも確保するために、入庫スペースが狭く設計されているケースもあり、運転が苦手な方にとっては入出車がしにくいというデメリットもあります。
また、機械式立体駐車場には車長・車幅・車高の制限が設けられているので、車種によっては利用することができません。